mineo(マイネオ)の通信最適化について一番分かりやすく解説!結局何が問題なのかや解除オプションの意味、解約した方がいいかなど
少し前に、炎上していたmineo(マイネオ)の通信の最適化とは、
mineoの通信速度が遅くならないように、ユーザーがWEBページを読み込む際に、mineo側で画像データを圧縮したりして、発生する通信量を抑えること
です。
mineo(マイネオ)の通信の最適化が炎上してしまった理由は、通信の最適化をしているのをmineo側が黙っていたことと言われることもあります。
ただ、通信の最適化によって、何か具体的に悪いことが起きるのかというとそうでもなく、画像データが圧縮されても、スマホの画面上で見ても画質の劣化があったかどうかは分からない場合がほとんどです。
むしろ、通信の最適化によって、通信速度が速くなったり、通信量が節約されたりするなど、mineo(マイネオ)を使う方からしたらメリットの方が大きいと感じる方もいると思います。
なので、結論的には、通信の最適化ってなんかすごい問題なんじゃないのかと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、この通信の最適化、色んなところで言われているほどそこまで大きな問題ではないです。
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とはいえ、これだけ叩かれているmineo(マイネオ)がなんにも問題がないかというとそうとも言えません。
通信の最適化をやっている格安SIMは、mineo(マイネオ)以外にも、BIGLOBEモバイルもあるのですが、BIGLOBEモバイルは叩かれずに、mineoだけ叩かれているのは、通信の最適化の解除オプションを提供していないという点にあります。
通信の最適化の解除オプションというのは、ざっくりいうと、通信の最適化をしたくない場合に、ユーザーが自分自身で、通信の最適化をOFFにできる仕組みです。
ただ、この通信の最適化の解除オプションについては、2018年9月末にmineoでも提供されることになったので、通信の最適化の解除オプションの件も含めて、一旦、mineoの通信の最適化問題は収まっています。
- mineoの通信の最適化がどういうものなのか知りたい方
- mineoの通信の最適化がなぜ問題なのかを知りたい方
- mineoは通信の最適化があるから解約した方がよいのか知りたい方
Contents
mineoの通信の最適化とは?
mineo(マイネオ)の通信の最適化というのは、mineoのユーザーの通信速度が遅くならないように、mineo側で通信をコントロールする仕組みです。
- 昼休みにWeb閲覧する
- 静止画のダウンロードがもたつきページ全体の表示に時間がかかる
- YouTubeを見る際、バッファリングに時間がかかり再生が始まらない
といったことにならないように、mineo側で、ユーザー側の無駄な通信を省いているわけです。
mineo側の通信のコントロールする方法は、大きく以下の2種類があります。
- データの圧縮
- トラフィックの制御
それぞれについて詳しく解説していきます。
データの圧縮
mineo(マイネオ)通信の最適化でしていることの1つ目が、データの圧縮です。
データの圧縮は、テキストデータと、画像データをそれぞれ圧縮しています。
- テキスト圧縮⇒テキストデータをgzip圧縮形式により、無劣化で圧縮
- 静止画圧縮⇒JPEG、PNG、GIFフォーマット画像に対して圧縮
テキストデータも、画像データも圧縮されるものの、スマホで見た時に分かるほどのデータは劣化しません。
特に画像データについては、mineo(マイネオ)の公式情報で、
圧縮による劣化の程度(見え方)は、画像の種類によって変動はありますが、見た目を大きく損なわない程度と考えられるレベルで実施しています。
とされています。
実際、画像のサイズが500Kでも1MBでも、映画館のスクリーンのような大画面で確認すれば、違いが分かるかもしれませんが、スマホの画面上では違いは分からないです。
【圧縮前画像 1,936KB】
【圧縮後画像 851KB】
また、画像が圧縮されるのは、 暗号化されていないWebサイト(http://~で始まる)などの画像(JPEG、PNG、GIF)です。
なお、通信の最適化の対象はダウンロードのみで、アップロードには適用されません。
そして、
- 主なSNSやクラウドストレージサービスの多くは暗号化が行われており、データ圧縮の対象外
- メールの添付ファイルについても対象外
となっているので、LINEやFacebook、GooglePhoto、DropBox、iCloudといったSNSやクラウドストレージでの写真のアップロード・ダウンロードでは、画像が圧縮されません。
画像ファイルをメールで送受信しても、画像圧縮はされないです。
なので、一部のWEBサイトの画像が圧縮されるだけなので、自分で撮った写真を、ホームページなどで公開している方でなければ、通信の最適化で画像圧縮されることはないわけです。
トラフィックの制御
mineo(マイネオ)通信の最適化でしていることの1つ目が、トラフィックの制御です。
WEBページには、HTTP通信とHTTPS通信の二つに分かれていて、HTTPSというのは、暗号化されたページになります。
- HTTP通信⇒ヘッダーやファイル内容が通信事業者から見える
- HTTPS通信⇒鍵交換後のやりとりがすべて暗号化されるため、通信事業者から情報が見えない
通信の最適化で行われているトラフィックの制御では、HTTP通信だけでなく、HTTPS通信も対象にすることができます。
このトラフィックの制御の中でも通信量を大きく節約できるのが「ページング」機能というものです。
ページング機能で何をやっているかをざっくりいうと、
暗号化されたHTTPS通信のサイズやパターンから、動画かどうかを判定し、パケットの送信ペースを調整する
ということをしています。
通信の中身を見なくても、これは動画だなと判別されたら、一気にWEBページを読み込むのではなく、ちょっとずつパケットを読み取みます。
そうすることで、途中で動画再生をやめたときでも、パケットを無駄に読み込んでないため、結果的に通信量を節約できるというわけです。
なお、mineo(マイネオ)ではこれまで、上記の通信の最適化(データの圧縮/トラフィックの制御)について、これまで平日・土日を含めて、特定の時間帯に実施していました。
しかし、5/8見直しが行われ、
- 平日:7:30~8:30、12:00~13:00、18:00~19:00
- 土日:適用なし
と、土日は通信の最適化が行われないということになっています。
格安SIMであるmineoは、ドコモやauから通信帯域の一部を借りて、通信回線を提供しています。通信回線はたくさんのユーザーが使うと混み合ってしまうので、時々通信設備も増強しているのですが、ユーザーが数が増えすぎると、設備増強が追いつかず、苦肉の策として実施されているのが、通信の最適化です。やはり、格安SIMを利用する時に気になるのが、通信速度の遅さです。特に通勤ラッシュ、ランチタイム、帰宅ラッシュといった多くのユーザーが同時に通信回線を利用するの時間帯では、上記のように通信の最適化を使って、通信速度が遅くならないようにしているわけです。
- mineoの通信の最適化とは、mineoの全体の通信が遅くならないように、①データの圧縮/②トラフィックの制御を行うというもの
- ①データの圧縮とは、画像データを低画質にするなどのことで、②トラフィックの制御とは、パケット通信が動画の場合にパケットの通信のペースを調整することで、いずれも通信量を節約する目的で行われる
mineoの通信の最適化は結局何が問題なの?
mineo(マイネオ)の通信の最適化は、
- 通信設備を一斉に使われても、通信速度が遅くならないようにしたい
↓ - 設備増強は費用的に難しい
↓ - 肉眼で分からないくらい範囲で写真の画質を落としたり、動画データの読み込みをゆっくりにしたりしよう
ということで、ユーザーの通信速度が遅くならないように、するためにmineo側で実施されている施策です。
通信の最適化をしないと、mineoユーザー全員の通信速度が遅くなってしまう可能性もあり、正直言って、通信の最適化はそこまで問題でないようにも思えます。
以下で、結局のところ、mineo(マイネオ)の通信の最適化は何が問題なのかを見ていきます。
通信の最適化自体に実害はない
まず、mineo(マイネオ)で通信の最適化を行ったからといって、mineoのスマホを利用しているユーザーが直接的になにかデメリットを被るわけではないです。
たしかに、データの圧縮されたりするものの、
- テキストデータ⇒肉眼では分からない
- 画像データ⇒肉眼では分からない
ということで、スマホを使っていて通信の最適化をされる・されないで違いが分かるようなものではないです。
むしろ、通信の最適化によって、全員が一斉に高画質な写真の入ったWEBページを読み込むことで、通信速度が全体的に遅くなってしまうなんてことを避けられます。
ということで、
- 通信速度⇒極端に通信の最適化によって遅くならなくて済む
- 通信量⇒WEBページの読み込みで消費する通信量を節約できる
と、通信の最適化は、通信速度/通信量の観点から、メリットの方が多いです。
ユーザーにしっかり伝えてなかったことが問題
では、通信の最適化で何が問題なのか、なぜ、mineo(マイネオ)が通信の最適化していることで叩かれてしまったのかというと、通信の最適化をしていることを黙っていたことという点が大きいです。
たしかに、mineo(マイネオ)に契約するユーザーは、通信の最適化されてるなんて知らないという方が多いです。
特に、mineo(マイネオ)は「Fun with Fans」といって、マイネ王というコミュニティサイトで、ユーザーに情報公開を率先して行ってきました。
でも、通信の最適化をしていることは、ユーザーに伝えなかったというところに、裏切られてしまったという方がいるというわけです。
なるほど。結局、別に通信の最適化をしても、mineoを使う方からしてみたら、別に問題じゃないけど、しっかり伝えてなかったから、ユーザーからしたら裏切られたって感じたわけなんですね。
そうなんですね、マイネ王を見てると、毎日のように情報発信がされていて、こんだけ情報発信してるのに、通信の最適化してることは黙ってたのというのが、炎上した大きな原因と言われています。
隠し事なく全部伝えてって気持ちになってきたって感じなんですね。でも、なんで、隠してたんでしょうか、こんなことになるんだったら、先に通信の最適化してますって言えばよかったのに。
まぁ結果的にはそうなんですが、通信の最適化をしてますっていうと、通信の最適化したくないという人も現れちゃうってことをmineo側が懸念したんだと思います。通信の最適化をしたくないっていう人が増えてしまうと、mineo側で通信をコントロールできなくなって、mineoユーザー全体の通信速度が遅くなってしまう可能性があるんです。
なるほど、正直に言えない事情があったんですね。
- mineoの通信の最適化は、実害がそこまでない
- というのも、通信の最適化は、画質が劣化するデメリットはあるものの、ユーザーの通信量を節約するメリットもある。スマホ上で画質が劣化してもほとんどの方は気づくことはないので、通信量が節約できるメリットの方が大きいこともある
- 結局のところ問題は、ユーザーへの不利益を隠していたところ。ただ、mineoがなぜ通信の最適化を隠してたかというと、mineoが通信の最適化を自由に行えないと、mineoの通信速度が全体的に遅くなってしまう懸念があるため
mineoの通信の最適化の解除オプションの意味は?
mineo(マイネオ)の通信の最適化が炎上してしまった要因として、通信の最適化の解除オプションが提供されていないというものがあります。
通信の最適化の解除オプションというのは、通信の最適化をユーザーが自由に解除できる仕組みのことです。
なぜ、通信の最適化の解除オプションを提供していないのかというと、
- 通信の最適化の解除オプションを提供する
↓ - mineoが自由に通信の最適化ができない
↓ - mineoが通信速度を自由にコントロールできないため、通信速度が極端に遅くなってしまう時間帯が出てくる
↓ - ユーザーの満足度が下がって、解約していってしまう
ということを、mineo(マイネオ)の運営側が恐れていたためです。
ただ、この通信の最適化の解除オプションについては、2018年9月末を目処にmineoでも提供されることになったので、通信の最適化の解除オプションの件も含めて、一旦、mineoの通信の最適化問題は収まっています。
ちなみに、mineo(マイネオ)は、格安SIMの中では通信速度が速く、通信速度の速さが気に入っているという方もいらっしゃいます。
しかし、mineo(マイネオ)の通信速度の速さを支えているのは、この通信の最適化という技術です。
通信の最適化の解除オプションを提供することで、通信の最適化をしたくないというユーザーが増えてしまう可能性があります。
そうすると、mineo(マイネオ)では、これまでのように高速通信を提供できない懸念が出てくるので、できれば、通信の最適化の解除オプションを提供したくなかったという背景があります。
【追記】2018/9/27
mineo(マイネオ)が、「通信の最適化」の適用/非適用を選択できる機能について、9月27日15時から運用を開始しました。
「通信の最適化」の適用/非適用の選択については、お客さまのマイページから設定変更可能です。
・最適化の設定変更(適用→非適用、または非適用→適用)を行うと1分程度で変更内容が反映されます。
・一旦最適化の設定変更を行った場合、再度、設定変更可能な状態となるのは約1時間後になります。
・毎月1日のAM0:00~AM4:00はメンテナンス時間のため、設定変更を行うことができません。
最適化設定を非適用にすると、HTTP通信時における静止画圧縮やHTTPS通信時のペーシング等によるパケットの交通整理が行われなくなるので、画像の表示速度が遅くなる可能性があります。
また、パケット消費量が増加するので注意しましょう。
- mineoの通信の最適化の解除オプションは、通信の最適化をユーザーが自由に解除できる仕組み
- 通信の最適化の解除オプションについては、2018年9月末を目処にmineoでも提供されることになった
- これまでのように高速通信を提供できない懸念が出てくるので、mineoはできれば、通信の最適化の解除オプションを提供したくなかったという背景がある
mineoは通信の最適化があるから解約した方がよい?
mineo(マイネオ)が通信の最適化を隠していたことに不満を持って、mineo(マイネオ)を解約しようかなと考えてらっしゃる方もいらっしゃるようです。
ただ、mineo(マイネオ)を解約した方がいいのかというと、実はそうでもありません。
というのも、格安SIMの中では、mineo(マイネオ)は通信速度が速いという調査結果があり、通信の最適化をしていない他の格安SIM乗り換えると、逆に通信速度が遅くて満足できないということになりかねないためです。
以下は、MMD研究所で行われた「2018年3月格安SIM・格安スマホ通信速度調査」です。
- ワイモバイル⇒15.6Mbps
- 楽天モバイル⇒12.4Mbps
- mineo(Dプラン)⇒9.8Mbps
- mineo(Aプラン)⇒11.2Mbps
- OCNモバイルONE⇒8.7Mbps
- IIJmio(Dプラン)⇒8.5Mbps
- IIJmio(Aプラン)⇒5.2Mbps
- UQモバイル⇒19.4Mbps
- BIGLOBEモバイル(Dプラン)⇒8.1Mbps
- BIGLOBEモバイル(Aプラン)⇒6.9Mbps
- イオンモバイル⇒9.0Mbps
- DMMモバイル⇒15.8Mbps
- LINEモバイル⇒10.9Mbps
速度調査の結果を見ると、KDDIグループの提供するUQモバイルや、ソフトバンクグループの提供するワイモバイルは、各周波数ごとで割り当てられている通信帯域が多いので、通信速度はやはり速いです。
一方、mineo(マイネオ)についても、特にDプランについては、それなりに通信速度が速いということが分かります。
通信速度の速さは通信の最適化を行っていることからかもしれませんが、いずれにしても、他の格安SIM(MVNO)に乗り換えたら通信速度が遅くなったという可能性はあるにはあるにはあります。
なので、結論的には、mineoから他の格安SIMに移ってもより通信速度が遅くなる可能性があるため、mineoを解約するのは、実際に通信速度が遅いと感じてからにした方が良さそうです。
- mineoは通信の最適化をしているが、契約者に実害はない
- ただ、通信の最適化に頼って通信速度を維持している、今後の対応次第で、通信速度が遅くなる可能性がある
- しかし、2018年3月時点では、mineoの通信速度は格安SIMでは速い方である。そのため、mineoから他の格安SIMに移っても、結局通信速度が遅くてあまり満足できないという結果になりかねない
- 結論的には、他の格安SIMに移ってもより通信速度が遅くなる可能性があるため、mineoを解約するのは、実際に通信速度が遅いと感じてからで十分
他の格安SIMでも通信の最適化をしている?
最後に他の格安SIM(MVNO)でも通信の最適化を行っているかを見ていきます。
通信の最適化を行っているかどうかは、通信の最低^H^H最適化の確認というサイトで確認することができます。
現状、通信の最適化を実施しているかどうかは、上記のサイトで確認するしか方法はないです。
通信の最適化を実施している格安SIM
通信の最適化を実施している格安SIM(MVNO)は以下がありました。
この内、通信の最適化の解除ができるのは、BIGLOBEモバイルです。
楽天モバイルについては、通信の最適化の解除を行うことができません。
nuroモバイルは通信の最適化を解除できるか不明です。
通信の最適化を実施していない格安SIM
一方、通信の最適化を実施している格安SIM(MVNO)は以下になります。
- IIJmio(Dタイプ/Aタイプ)
- イオンモバイル(タイプ1/ライプ2)
- LINEモバイル
- OCN モバイル ONE
- NifMo
- b-mobile
- DTI SIM
- ロケットモバイル
- UQ-mobile
- ワイモバイル
ただ、通信の最適化を実施していないからといって、通信速度が速いわけではなく、通信の最適化をしている/していないで格安SIMを選んでいいかというとそうとも限りません。
たしかに、au系で確実に通信速度の速い格安SIMを求めるなら、UQモバイルがオススメできます。
ただ、mineo(マイネオ)は、マイネ王というコミュニティサイトがあり、わからないことが聞けたりする便利さがあり、格安SIM初心者にはオススメできます。
- 他の格安SIMで通信の最適化を実施しているところは、BIGLOBEモバイル、楽天モバイル、nuroモバイルなどがある
- ただ、通信の最適化を実施していないからといって、通信速度が速いわけではなく、通信の最適化をしている/していないで格安SIMを選んでいいかというとそうとも限らない
- au系で確実に速い格安SIMを求めるなら、UQモバイルがオススメ
- ただ、mineoは、マイネ王というコミュニティサイトがあり、わからないことが聞けたりする便利さがあり、格安SIM初心者にはオススメできる
まとめ
1 mineoの通信の最適化とは?
mineo(マイネオ)の通信の最適化とは、mineoの全体の通信が遅くならないように、①データの圧縮/②トラフィックの制御を行うというものです。
①データの圧縮とは、画像データを低画質にするなどのことで、②トラフィックの制御とは、パケット通信が動画の場合にパケットの通信のペースを調整することで、いずれも通信量を節約する目的で行われます。
2 mineoの通信の最適化は結局何が問題なの?
mineo(マイネオ)oの通信の最適化は、実害がそこまでありません。
というのも、通信の最適化は、画質が劣化するデメリットはあるものの、ユーザーの通信量を節約するメリットもあります。
スマホ上で画質が劣化してもほとんどの方は気づくことはないので、通信量が節約できるメリットの方が大きいこともあるんです。
結局のところ問題は、ユーザーへの不利益を隠していたところ。ただ、mineoがなぜ通信の最適化を隠してたかというと、mineo(マイネオ)が通信の最適化を自由に行えないと、mineo(マイネオ)の通信速度が全体的に遅くなってしまう懸念があるためです。
3 mineoの通信の最適化の解除オプションの意味は?
mineo(マイネオ)の通信の最適化の解除オプションは、通信の最適化をユーザーが自由に解除できる仕組みです。
通信の最適化を解除すると、画像データなどが圧縮されないメリットが得られるが、通信量の消費は増えるデメリットがあります。
4 mineoは通信の最適化があるから解約した方がよい?
mineo(マイネオ)は通信の最適化をしているが、契約者に実害はありません。
ただ、通信の最適化に頼って通信速度を維持している、今後の対応次第で、通信速度が遅くなる可能性があります。
しかし、2018年3月時点では、mineo(マイネオ)の通信速度は格安SIMでは速い方です。
そのため、mineo(マイネオ)から他の格安SIMに移っても、結局通信速度が遅くてあまり満足できないという結果になりかねません。
結論的には、他の格安SIMに移ってもより通信速度が遅くなる可能性があるため、mineo(マイネオ)を解約するのは、実際に通信速度が遅いと感じてからで十分です。
5 他の格安SIMでも通信の最適化をしている?
他の格安SIMで通信の最適化を実施しているところは、BIGLOBEモバイル、楽天モバイル、nuroモバイルなどがあります。
ただ、通信の最適化を実施していないからといって、これらの格安SIMの通信速度が速いわけではなく、通信の最適化をしている/していないで格安SIMを選んでいいかというとそうとも限りません。
au系で確実に速い格安SIMを求めるなら、UQモバイルがオススメです。
ただ、mineoは、マイネ王というコミュニティサイトがあり、わからないことが聞けたりする便利さがあり、格安SIM初心者にはオススメできます。
mineo(マイネオ)の通信の最適化とは、ざっくりいうと、
mineoの契約者全員の通信速度が遅くならないように、時間帯によって、画像データを圧縮したりすること
です。
つまり、画像データが圧縮されて画質が落ちてしまうというデメリットはあるものの、通信速度が遅くなってしまうのが避けられるメリットがあり、さらに画質が落ちるので通信量の節約にも繋がります。
しかしながら、なぜいろんなところで、mineo(マイネオ)が叩かれているのかというと、通信の最適化の解除オプション(ON/OFFに切り替える)をユーザーに提供していないからということになります。
なぜ、通信の最適化の解除オプションを提供していないのかというと、
- 通信の最適化の解除オプションを提供する
↓ - mineoが自由に通信の最適化ができない
↓ - mineoが通信速度を自由にコントロールできないため、通信速度が極端に遅くなってしまう時間帯が出てくる
↓ - ユーザーの満足度が下がって、解約していってしまう
ということを、mineo(マイネオ)の運営側が恐れていたためです。
通信の最適化をしていることを隠していたというのが問題とされることもありますが、BIGLOBEモバイルも通信の最適化を実施しています。
では、なぜmineo(マイネオ)だけが、通信の最適化をしているのが問題になるのかというと、通信の最適化の解除オプションを提供してしまうと、mineoの通信速度が落ちてしまうことが見えているからなんです。
ということで、なんとなく、通信の最適化もしているし、通信の最適化をしていることを隠していたし、通信の最適化の解除オプションを提供すると通信速度が落ちる可能性あるし、mineo(マイネオ)を選ぶのは止めておいた方がいいのかというと、実はそうでもありません。
というのも、格安SIMの中では、mineo(マイネオ)は通信速度が速いという調査結果があり、通信の最適化をしていない他の格安SIM乗り換えると、逆に通信速度が遅くて満足できないということになりかねないためです。
mineo(マイネオ)は、通信の最適化という裏ワザを使って、通信速度を速くしていたのですが、その真意を探ってみると、ユーザーにちょっとでも快適に回線を利用してほしいという現れに見えます。
別にmineo(マイネオ)をフォローするつもりはありませんが、通信の最適化の一連の騒動を見ていて、他の格安SIMよりもがんばって、サービスを提供しようとしている感が伝わってくる部分はあります。
結論的には、mineo(マイネオ)の通信の最適化により、何か実害があるわけではなく、ユーザーのためにやむを得ずしてきたことが、明るみに出てしまって叩かれているように見えます。
マイネ王というコミュニティサイトで分からないことが気軽に質問できたり、サポート面は依然として強く、通信速度などのサービス面で、他の格安SIM(MVNO)より優れている部分も多いです。
なので、通信の最適化ってなんかすごい問題なんじゃないのかと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、実際問題そこまで気にする点はなく、コミュニティサイトなどサポート面の充実などを考えると、mineo(マイネオ)は特に格安SIMの初心者にはおすすめできる事業者です!
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